取引先が倒産し売掛金等の回収が困難になった場合加入者に3200万円を限度として積立てた掛金の10倍に相当する金額の範囲内で被害額相当の金額を無利子、無担保、無保証人で貸し付ける制度です。

中小企業者等で、引き続き1年以上事業を行っている方が対象です。

掛金は月額5千円から8万円まで5千円刻みで選択できます。積立てることができる掛金の限度は320万円です。

掛金は税法上損金算入（法人）または必要経費（個人）になります。

例えば歯医者さんのように取引先に倒産の可能性のない方の場合は、どうでしょうか？事業用の建物の修理をするために急に資金が必要になる場合などに備えて貯金をしていると考えてみてはいかがでしょう。

法人の場合は期中に「保険料」などの科目で費用処理することができます。ですが期中は資産で計上しておいて決算の時に別表（「税金を計算するための表」とお考えください）で調整することにより当期利益を減らすことなく納税額を減額することができます。特に銀行などから融資を受けている場合には当期利益を確保しなければならないわけですから大変有効な制度だと思います。